本当は怖かった!?七夕の話

本当は怖かった!?七夕の話

皆さま、こんにちは。

 

7月のイベントと言えば、七夕や七夕祭を想像される方も多いと思いますが…七夕はロマンティックなモノだけではないということをご存知でしたか?

そんな七夕の伝説について、お話していきましょう。

 

◎諸説ある七夕伝説◎

私たちがよく知る七夕伝説というのは牽牛(彦星)と織姫の悲恋物語だと思います。この伝説は中国伝来のもので、天川に隔てられて暮らす牽牛(彦星)と織姫が、一年に一度七夕の夜だけに逢うことが許されることで知られている、というのが皆さんも知っている大筋の七夕伝説です。

他にも日本では古来、田植え前になると聖なる機織り娘たちは川辺の小屋で神迎えをしたとされており、その機織り娘たちを「棚機女(たなばたつめ)」と呼ぶとして「たなばた」や「おりひめ」の語源となった説もあります。

 

◎ちょっぴり怖い七夕伝説◎

いくつかロマンティックではない、七夕伝説が残されていましたのでご紹介します。

室町時代の「御伽草子」では日照り続きで飢饉に悩んだ庄屋が、雨を降らせて欲しいと祈ると蛇が現れて「お前の3人の娘のうち、1人を嫁に寄越せば雨を降らせてやろう」と言う天稚彦(あめのわかひこ)が蛇に変身していた伝説。

姉達が嫌がるので末娘が天稚彦に嫁ぐのですが、ホームシックで里帰りをした際に姉や舅(しゅうと)に意地悪をされた結果1年に1度しかあえなくなるといったものでした。

しかし、その内容というのがなかなかにショッキングで

・蛇に変身していた天稚彦を人に戻す際に、蛇の首を切る
・1週間の里帰りを許されたが、蛇の正体が美しい天稚彦だったので幸せを妬んだ姉達から意地悪をされる
・その結果、天稚彦は天界に帰ってしまい、娘は天界へ天稚彦を探しに
・舅の正体が鬼で、人間の嫁を認めない
・体力的、精神的、知的に無理難題を押し付けられる(虫だらけの蔵に篭れなど)
・やっとの思いで難題をクリアし、月に1度なら会っても良いとされたが、末娘が年に1度と聞き間違えたところ「じゃあ年に1度だ」と瓜を地面に叩きつけて大きな川を作って2人を隔てた。

というもの。

蛇の嫁に選ばれ、姉達の嫉妬から夫は実家に帰り、舅は名実ともに鬼で、年に1度しか会えなくなってしまったなんて恐ろしい話ですよね。

 

 

一方、香川の民話の七夕伝説も酷いお話。

ある男が山道を通りかかると、湖で美しい娘たちが水浴びをしていました。娘たちはこれまた美しい着物を側に置いていたので、男は着物を盗んでしまいます。裸で困っている娘に、自分の着物を着せてやった男は、美しいこの娘を嫁にしました。しかし、この娘は天女で、あの着物がないと天界に帰れなかったのです。

ある日、天井で包みの中に自分の着物を見つけた娘は天界に帰ってしまいますが、改心した男が難題を乗り越えて天界まで娘を迎えに来ます。やはり人間の夫が許せない、娘の両親は男に意地悪をした結果天の川ができ、川の流れの音で「毎月7日に会える」を「毎年7月7日に会える」と聞き違えて年に1度しか会えなくなったというお話でした。

 

 

◎まとめ◎

どちらのお話も「天界」と「難題」、「舅姑に反対される」、「聞き間違える」といった共通点がありました。

今年はロマンティックな七夕ではなく、ちょっと怖い七夕に思いを馳せるのも良いかもしれませんね!

 

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カンレン

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