交通事故の怖い話

交通事故の怖い話

これは、マッキーさんという女性の体験談である。

 

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マッキーさんは、小学校五年生のときに大きな交通事故に遭った。

曲がり角を自転車で曲がるときに原付が突っ込んで来て大きく投げ出されたというものだった。

 

そして同時期に、同じ小学校の小学二年生の女の子が、マッキーさんの事故現場のすぐ近くで

事故に遭って亡くなったという。

マッキーさんのご両親は相談の末に、娘がショックを受けてはいけないと、

当時まだ幼かったマッキーさんにはその話を伏せたそうだ。

 

しかし、マッキーさんは入院中にその事実を知ることになった。

病室の清掃をしているおばちゃんからこう言われたのだ。

「あなたの学校の子、あなたとおんなじ場所で、事故に遭って亡くなったらしいわねー?

あなたは生きてて良かったわね!!」

 

マッキーさんは長期入院を終えて、その現場にお弔いに訪れた。

現場にはまだ献花やお菓子がたくさん供えられており、

亡くなった子に対する生きている人の無念の想いがその場に多く溜まっていたそうだ。

 

(すごい……、いろんな感情でいっぱいだ……)

 

マッキーさんは幼いころから霊感があり、妖怪めいたものや、霊的なものを日常的に感じていた。

そのため遠目から見ていただけでも、事故現場の周りだけ、

多くの人の無念がわだかまっているのが分かったという。

 

そしてマッキーさんがその現場に近寄っていくと、一瞬、ぐっと足が重たくなるのを感じた。

 

(あっ、ダメ、来る)

 

そう思った瞬間には転んでいた。

“何か”が足に絡まってきたと分かった。

危うくまた事故に遭うところだったそうだ。

 

「危なかったぁ……」

ほっと息をついた瞬間、耳元で冷たい声がした。

 

“あなたが死ねば良かったのに”

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マッキーさんを転ばせたのは、志半ばにして亡くなった子どもの親や、関係者の

「無念」が澱んだものだったのではないかと、マッキーさんは話してくれた。

 

今でもマッキーさんがその道を通るときには、あの声のことを思い出すという。

事故から時間が経つにつれて、その場にあふれていた「生きている人が死んだ子どもへ向ける

無念の想い」は自然と薄れていったそうだ。

 

マッキーさんはそのほかにこんな体験もしている。

 

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大学生になったマッキーさんが、東京都立川市の曙橋交差点を歩いていた時のことだ。

目の前を車が一台通り抜けていった。

それだけならなんてことはないが、その車の後ろを見たとき、マッキーさんは驚いた。

 

(うわっ……!)

 

プリウスの後ろの部分に、足の長い人のようなものが抱きついていたのだ。

 

(なんか嫌な感じだなあ)

 

マッキーさんが交差点で信号待ちをしていると、その車がガードレールに突っ込み、

盛大な自損事故を起こしたのだ。

すると車の後ろについていたものがスルスルと車の表面を移動し、

運転手である男性に絡みついていくではないか。

 

(あ、……ダメだ、あのひと……)

 

マッキーさんは、その霊が運転手に対して強い執着を持っていると感じた。

 

(あの運転手さん……もしかして……)

 

運転手に絡みついたものが何だったのかははっきりとしないという。

生霊であったのかもしれないし、男が間接的に不幸に陥れた人間か、

あるいはその関係者だったかもしれない。

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ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

引き続き記事を執筆して参りますので、お手すきの際にでもお読みいただけましたら幸いです。

 

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その際箇条書きで構いませんので怪異体験のことを簡単に記してありますと大変助かります。

(何年前・どこで・こんなことがあった、など)

 

志月かなででした。

 

 


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カンレン

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